クリニック看板の色やデザインの決め方や考え方を解説!
- 2024年11月28日
- 看板
クリニックの看板を考える上で欠かせないのが色選びです。
色を選ぶ基準というのは様々ですが、この色によってクリニックの印象は大きく変わってきます。
色が与えるイメージ
通りすがりの人は看板の色を見て無意識のうちにそのクリニックの雰囲気を感じ取りイメージします。では色によってどんなイメージを抱くのでしょうか。
心理的なものはさておき以下のようなイメージを持つことが多いようです。
青:清潔感、さわやかさ、誠実さ
緑:優しさ、穏やかさ、敷居の低さ
オレンジ:暖かさ、明るさ、アットホーム感
茶:落ち着き、信頼感、大人っぽさ、高級感
黄:元気さ、明るさ
これらも同じ色でも濃かったり薄かったり、グラデーションがかかってたりと色々な組み合わせがあります。
これから看板のデザインをお願いする際は、好きな色を選ぶのもいいですが、患者さんにどのようにイメージしてもらいたいかを考えると良いでしょう。
色を選ぶ際の注意点
看板は明るい色を使えば目立っていいかもしれませんが、街によっては使う色味に制限をかけている地域があります。
極端な話で言えば京都など重要文化財が多い地域や那須などの観光地です。ここのコンビニは通常のものと違って茶色のような落ち着いた色をしていることがあります。
これは景観条例と言って、その地域の景観を損ねないように県や市がルールを作って管理しているんです。
上記のようなエリアに限らず、開発が進んでいる地域や住宅地が多い地域などは場合によっては役所から指摘を受ける可能性もありますので、事前に役所に確認を入れておくことをお勧めします。
診療方針やターゲット層で決める
上記のようなイメージでなんとなくで決めるより、どんな方々に来てほしいかを考えて決めるのもポイントです。
例えば
〇保険診療を中心に幅広い世代に来てもらいたい場合はアットホームな優しい色にする
〇自費診療をメインで打ち出したい場合は高級感のある色味にする
〇女性中心の場合はフェミニンな色にする
と行った具合です。
ぜひ経営方針や診療内容の方向性なども参考にしてみてください。
周りの看板を参考にする
開業する場所の周りに青い看板が多かったとします。そんな中に同じ色の看板を出したら、風景に溶け込んで目立たないかもしれません。
もしどんな色にしようか悩んでいるとしたら、周りの看板の色を見て決めるのもお勧めです。
一度開業場所を訪れて、他のお店がどんな看板を出しているか観察してみてください。
ロゴを作る段階で考える
上記で色が与えるイメージを紹介しましたが、先に看板の色を決めてしまうと他の媒体なども雰囲気を合わせていかないといけません。
ですので、看板の色や雰囲気を決める前にデザインの根幹になってくるロゴマークから決めていくことをお勧めします。
ロゴマークは今後のクリニックの象徴となってくる重要なアイテムです。この雰囲気もまた見る人にクリニックのイメージを与えてくれます。
もしこのマークと看板のイメージが違ったらどうでしょう。マークが可愛いのに看板に高級感を持たせたら違和感を覚えますよね。
もし看板から先に考えるとしても、その後に作成するロゴマークのことも考えてイメージを構築していきましょう。
まとめ
看板の色はクリニックのイメージに大きく関わってきます。お好みの色で決めるのもいいですが、今回紹介したように周りからどのように見られるか、どのように受け取ってほしいか、様々な視点から考えて選ぶことをお勧めします!